平成27年1月11日 矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)



平成27年1月11日 曇り

矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)


【記録】

木地屋 駐車地点 6:10 --木地屋橋 6:17---矢筈山(10:25--10:59)---石堂山(12:08-12:26)---白滝山 (13:23-13:37)---石堂神社 (14:17-14:32)--林道大惣線登山口 (14:52-14:58)---林道大惣線 ヘアピン地点 15:05 ---木地屋駐車地点 15:19

【山頂】

矢筈山 山頂 「-6.5度 北5-6m ガス 視界なし。雪多い」

石堂山 山頂 「-4.5度 西4m 曇 ガスはとれてきた 矢筈山山頂付近はまだガスがかかる ときおり 陽がさしてきた」

白滝山 山頂 「-2.9度 西3-4m 曇。時折 地吹雪 木々の雪が落ちてくる」


つるぎ町古見から 片川ぞいに 木地屋赤松線へ
道中見かけた 木地屋赤松線の倒木の数の凄さは
12月の記録的大雪ぶりを 物語ってくれていました。

2014-2015冬の矢筈山系は間違いなく 大雪。

大雪の矢筈山を矢筈 石堂 白滝と周回することができ
おかげさまで 十二分に雪山を堪能することができました。

【メンバー】全 4名

【動画】

http://youtu.be/DiIS8fQP1-I



【写真】


flickr
http://www.flickr.com/photos/shumiyama/sets/72157650181882196/


GoPro
http://www.flickr.com/photos/shumiyama/sets/72157647913377364/


ヤマレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-573233.html


木地屋橋から 片川 右岸沿いに進む


鉄橋は 積雪いっぱい


雪が重たそう


沢の 岩の上には 雪がいっぱい


朝日がさしこんできた 白滝 石堂の稜線を見る


雪の斜面を登る


木々には 雪がいっぱい付いている


木々






上に行くに従って 雪が多くなる




稜線 雪庇に注意 定点観測地点


矢筈山頂


視界は効かない


本峰 方面を見る


下り


矢筈山頂を 見る


水場標識


石堂山 山頂




五号標識 埋没






御塔石


御塔石標識 埋没


石堂山頂方面振返る


かなりの積雪


御塔石 方面を見る


かなりの積雪だ


4号標識


白滝山 山頂標識 埋没


石堂神社


神社 屋根が重たい






登山口


林道から 矢筈山を振返る


林道には 倒木が いたるところに 倒れかかっている


片川


つららが 凄い


平成27年1月11日 午前9時 地上天気図


平成27年1月11日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成27年1月11日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成27年1月11日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画

【アプローチ】
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■剣山系の山域でも とりわけ 雪深い 矢筈山。
地味だが 大雪の年は かなり手強い。
2014年12月、徳島県西部に かなりの降雪があった。
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■徳島県道 木地屋赤松線 倒木多し
2014年12月の大雪で倒木がいっぱい。
さらに倒れそうな倒木 
電線に引っかかった倒木など有り 要注意。
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■原則 除雪対象となるのは最終民家まで

原則「どんな場合でも 最終民家手前の駐車であれば まず間違いない」

注(最終民家でも 廃屋でなく 『人が実際住んでいる最終民家』)
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■最終民家から先の 除雪は 林道工事次第。

もしも除雪があっても
 冬期間工事中の 木地屋橋 付近は 大きく工事中で
工事関係車両が数多く 駐車スペース 作業ヤードなどを占めているため
登山者は 工事関係車両の邪魔にならないよう

木地屋橋付近を避けて はるか手前に駐車しなければならない。 


【大雪の時の難所】

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■片川沿いの山道

急峻な溪谷の中腹を まいて通過する 登山道は 大雪のつき方次第で 一気に難所となる。

今回は上手く通過できたが 雪の状況によっては さらに大高捲きしたことも 過去 何度もある。

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■橋 片川沿いの橋

橋の上に 大量の雪がつもり キノコ状態になり どこが 橋本体か まったくわからなくなる。

わたりながら キノコ雪を 叩き落とすとなると 一気にブロック崩壊しそうで 大変危険。

こうした時は 橋は諦めたほうがいい。

うまくいけば スノーブリッジで渡るか そもそも冬は水量が少ないので 徒渉のほうが 安全確実。

幸い 今回は 橋のうえで 渡れた。


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■大雪時は 「2連橋片川 左岸」より 「片川 右岸」のルートをリコメンド


片川にかかる2連橋を通って 片川 左岸を まいていく 道は 南面で 雪崩が発生する 危険箇所が何箇所かあり 過去何度も デブリを目撃している。

大雪時、場合によっては 更に高捲きするか・左岸沿いをやめて 「片川 右岸沿いのルート」を選択したほうがいい。

今回は 「片川 右岸沿いのルート」を選択したが
未明のまだ暗いうちでも 確実に ルートファインディングできることがポイントとなる。 

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■矢筈山(1848) 山頂北側稜線

過去 何度も 苦労している箇所で 雪庇 張出しが大きい。

踏み込まなくても 微妙なバランスで成り立っている 大きな張出しは、近づくだけで一気に ブロック崩壊する場合がある。過去 危険を感じて 風上側の灌木帯に 入ることも 何度もあった。
雪のつき次第で 特に要注意。

今回の雪庇は とくに大きな張出しだった。
とくに 雪庇踏抜き ブロック崩壊 に細心の注意をはらいつつ 慎重に行動。

http://shumiyama.web.fc2.com/kiroku-huyu/teiten/yhazu-ryosen1.html

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■白滝山 木地屋下山分岐標識から から 石堂神社 への 下降

夏道は 分岐から100m すぐ尾根南側を捲いていくが 冬は ここが 難所。

寡雪のときは 夏道でも 問題なく通過できるが
大雪の時は南斜面で 大規模雪崩が発生し易い。

大雪のときは 稜線どうしで 冬道で 下るのが 大正解。

今回も 稜線を 下りながら 夏道を見ると、
 案の定 南面で 雪崩痕跡が残っていた。