平成17年01月02日 矢筈山(1848)

平成17年1月2日 晴れ

県道赤松木地屋線線 駐車地点 6:12 -- 木地屋最終民家 6:27 --- 土砂崩れ通行止め地点 6:37 --林道大惣線 山道入り口 7:14 --鉄の橋 7:44 --徒渉地点 8:30 --尾根にでる 9:01 ---縦走路にでる 14:04 ---矢筈山(15:40-16:17) -- 縦走路下降点 16:27--尾根17:17---徒渉地点 17:23 --鉄の橋 17:39 ---林道大惣線 17:53 --木地屋最終民家 18:13 --- 駐車地点 18:26

累計歩行距離 11.6km 累計標高差 1350m

暖冬気味だった山々もこのところの寒波で 一気に 雪山の様相になってきた。

国道438号 古見橋から赤松木地屋線へ 入り 片川に沿って上がっていくと 次第に 雪が増えてきた。

木地屋最終民家の 手前で駐車し 暗い中 出発。

雪が深くなって最終民家の先から トレース無く 新雪をかき分けて歩く。

最終民家の先の土砂崩れ現場は また新たな崩れがあったのか 崩壊土砂が道を埋め尽くしている。

少し行くと 明るくなって 山々の山稜が 朝日を浴びてきた。

林道のヘアピンカーブ箇所から山道へ取り付く。

片川そいの 山道はすっかり 雪に覆われている。

 鉄の橋は 欄干の高さまで 新雪がある。

左岸沿いに高捲きする。 徒渉地点は スノーブリッジとなるほど迄は 雪が多くなかった。

雪の量 自体は まだそんなに 多くないが 降雪直後だけに 締まっていないため、潜り方は 多いほうだ。

ことに 矢筈山の北側だけに 陽が差し込まず 新雪のままである。

尾根に出てから 長いラッセルが始まった。高度が上がっても なかなか クラストした締まった雪面にならない。

むしろ 傾斜がきつくなる分 ペースは落ち 時間がドンドン 過ぎていく。

周回コースの縦走は このペースだと時間的に断念せざるを得ない。
 更には ひょっとして 最悪 矢筈山山頂までも いけないかもと 考えたりするが、今後の時間配分の計画は このペースでは遅れていくばかりだ。

幸い 天候が 安定していて ピストンコースなら 多少暗くなっても そのまま 降りて来れるだろう。

縦走路にでたのは 14時4分。

 ここからは 雪も風や日射しで多少は クラストしていると 甘い期待を持っていたが 見事に外れた。
縦走路でも 一歩ごとに しっかり潜った。

山頂 直下にかけて 雪が深かった。 結局 縦走路に出てから山頂まで 1時間半の時間がかかった。

 石堂山への縦走など この雪質では とんでもない 時間が予想され 縦走プランは 一気に崩れ とりあへず 山頂ピストンコースだけで精一杯と悟った。 

矢筈山頂 16:07「-7.2度 5m 南よりの風 寒い。祖谷の谷は 真っ白。 時折 ガスの固まりが 流れるが、三嶺の方にも ガスがかかったりする。剣山、次郎笈にも 時折ガス。新雪はズボズボ潜る。縦走は断念。無理せず引き返そう。」

帰りは 苦労したトレースの痕を一気に下る。
 徒渉地点で 薄暗く 鉄橋では完全に暗い中 下り 山頂から 2時間で駐車地点へ戻る。
 


☆コースメモ

年末年始の寒波で 一気に雪が降り まだ締まっていない状態の雪質で 一歩ごとのの潜り方は大きかった。
当初計画は 木地屋から石堂神社へ登り 白滝山 石堂山 矢筈山と周回する予定だった。
まず アプローチ 最終民家の先で かなり雪が多くなってきて グルッと回っていたら 時間切れで 矢筈山の山頂が踏めないかもと想像された。
優先順序 一位の矢筈山 を最短距離で 登ろうと 計画を変えた。うまくいけば 下山で 周回コースをとれる。
片川沿いも深かったが  尾根に取り付いてから 本格的なラッセルが始まって 遅々として進まず、時間ばかりが 経過した。
稜線へ出れば 雪はクラスト しているだろうと 思っていたのも 大間違いだった。
雪量はまだ少なくても 新雪のまま 下まで潜る感じで しっかりとラッセルするのが最後まで続いた。
稜線上でのラッセルが 思った以上に 時間がかかり 縦走断念に 追い込まれたてしまった。
雪量は多くても 風で 表面が クラストしていれば それほど 潜らずに済んだのだが。
思いがけない事態にもそれなりに 時間配分を きちんと考え 行動することが大切と反省でした。  
帰りは まだ 薄暗い内に 核心部を過ぎてなんとか 下山できたが、降雪中や天候崩れで トレースが消えるような 時には もっと早めに 下山の決定を出さなくては。
この山域で 以前 激しい降雪中に登山した時 登りは当然 ラッセルでしたが 下りでも 登りのトレースは新雪で消え またラッセルでした。