平成17年01月16日 三嶺(1893)

平成17年1月16日 雪 曇り

いやしの温泉郷 4:25 --- ふるさと林道阿佐名頃線から作業道へ 登り口 5:55 -- 1806mピーク 11:53 --- 縦走路 12:20-- 三嶺山頂 (12:42-12:53) --三嶺ヒュッテ (13:02-13:19) --ダケモミの丘 14:08 --平尾谷登山口 14:42 -- 名頃 国道四三九号 15:38 ---- いやしの温泉郷入り口(国道四三九号) 16:54 ----いやしの温泉郷 17:14

累計歩行距離 20.662km 累計標高差 1738m

祖谷トンネルを 抜けると 路面に積雪があり 雪も降っている。

国道四三九号の 菅生 から橋を渡り 1.6km先の 「いやしの温泉郷」で駐車し、まだ暗い中 出発。

ふるさと林道阿佐名頃線の菅生工区は 昨年完成したばかりで、一応 通れるようになったが、この積雪期 無理せず いやしの温泉郷から歩くことにする。

積雪は ドンドン深くなり 先週と同じ 三嶺北西尾根の 取り付き点付近は 先週より かなり雪が増えていた。

急な尾根も 更に積雪が 増えていて、 藪のミックスも ほぼ 藪が雪に 隠れるまでになっている。
雪質は まだ固まってない、状態で 先週より潜り方も大きくなり、ラッセルに苦労する。

ことに 1806m のピークへの最後の登りは 雪が多かった。

1806mは 風雪のガスの中で 樹林帯から 吹きさらしにでて 視界の 悪さに加え  岩 コメツツジなどの木々 すべて 真っ白の 雪に覆われ ガス 風雪 全て 白一色の ベール に包まれた ホワイトアウトの状態であった。

1806pから 一端 鞍部に下るところで 白一色で 全く 足下も 見えず こりゃ ただ事ではないな かなり 苦労しそうな 嫌な予感がする。

案の定 縦走路らしきに出て から ルートファインディングに難渋しながら フスベ谷側 との 境界が よく分からない 。

慎重に 進み なんとか フスベヨリ谷の登山道降り口 の横に倒れている 標識を 見かけて ほっとする。 

あとは 慎重に高いところを 選びながら 登り 三嶺山頂へ。

三嶺山頂 12:48 「マイナス9.0度 北風 8m ガス」 早々に 立ち去る。

三嶺ヒュッテまで ホワイトアウトの低視界の中 地形を 見ながら 四つ小屋谷 との境界に 注意して 慎重に 歩く。

ここでも 名頃下山口の標識に出会って ほっとする。三嶺ヒュッテへ 辿り着く。

確かに 風雪から 隔離された 小屋の中は 天国かもしれないが 、それを 今 味わってしまうと、これから 嫌な雪面を ベールに包まれた中 降りて行かなくてはならないのに必要な緊張感が 一気に萎えてしまい、 1806mピークから ここまで 何とか 歩いてきた研ぎ澄まされた 地形判断能力や 鋭敏な感覚が 減退すること が一番 恐ろしいことだ。

ここでは 小屋の中で休憩せず 小屋の外で 風雪を じっくり味わいながら しばし休憩しながら、小屋の 外壁面に 掲げてある航空写真地図を じっくり 拝見して 下り道を しっかり 頭に入れ込んでおく。

いよいよ 標識から 名頃下山道を 下る。

急な雪面を 一気に くだり 岩の基部から ほぼ 頭に入れたとおりに 行き しばらくすると 木々の間に トレース痕 らしい 雪面状の デコボコが感じられとれるようになり やがて視界もよくなり 更に下ると しっかりした トレース痕がでてきた。 

樹林帯に はいると 塹壕のような トレースが出てきたりした。

名頃の 猪牧場付近で 車が 一台 ここでUターン した轍があった。

元々 バスに乗るつもりもなかったのだが、名頃発の バスが休日ダイヤで 15時35分発であった。

丁度 五分差で 乗り遅れ、 もし バスでもあればと いう 淡い期待と 迷いは すべて吹っ飛んでしまった。
そのため なんの迷いも無く 雪の祖谷渓を 十分堪能しながら 国道を歩くことが出来た。
 

☆コースメモ

三嶺を巡る 阿佐名頃線を利用した 周回コース
稜線に登るまでの三嶺北西尾根のルートは獣道ルートです。ご注意下さい。
三嶺西峰付近 三嶺山頂から三嶺ヒュッテまで ガスに まかれたとき 注意。
三嶺ヒュッテから 名頃への下山道 上部は 急な雪面で 雪の付き方が 少し嫌らしい感じだった。
2万5千の地図と GPSのトラックログを 小屋付近で 見比べると 地図表示が少し違う。