平成17年01月22日 天狗塚(1812)牛の背(1757)

平成17年1月22日 晴れ

西山集落 駐車地点駐車地点 6:54 --西山林道イザリ峠登山口 8:49----1476p 10:46 --- 天狗峠12:17-- 天狗塚 (12:44 -13:41)--牛の背三角点 14:21 ----樹林限界14:52--西山林道15:52---西山集落 駐車地点 16:37

累計歩行距離15.442km 累計標高差1466m

このところ また寒波がやって来て 新雪が積もったようで、祖谷トンネルをぬけ 東祖谷山村へはいると 雪道になった。
西山集落の先で 無理せずに 駐車。
出発する頃には 明るくなった。

西山林道は 西山栗園の先から 雪が深くなった。
ラッセルしながら西山林道を歩き、  西山集落から2時間かかって 天狗塚登山口 につく。

ここから 登り始める。 トレースなく しっかりと新雪のラッセルとなる。

先週に比べ 更に雪が増えてきたようで 木々についた雪も多くなって 木の枝が 白い雪の重みで 垂れ下がっている。

遅々として ラッセルがはかどらず 進み方が 遅い。

そのうち 1476m標高点の 手前で いつのまにか後から来た 単独行者に 追いつかれる。

「替わりましょう」という 親切な 申し出を素直に受け ご好意に 甘えさせてもらう。
(拙作 HPを よく愛読されている方だった)

今冬のシーズンで 山中で他の登山者に であうのは これが初めてで 後から追いつかれるとは 全く想像していなかった。

ラッセル痕の すぐ後を ついて歩くのは 何年ぶりか 本当に久しぶりで すっかり 楽させてもらう。

今冬は はじめ暖冬だったものの  昨年末以来の寒波襲来で雪は かなり増えてきている。
例年は寒くなったり 暖かくなったり して 雪の層が何層にも出来る途中で すこしでもクラスト面が出来たりするのだが 今冬は 寒さの続く時期に 一気に 積もってきたためか 途中で 潜りが止まるような 少し固い中間層もなく ラッセルは底まで一気に深く潜るようだ。

その上 ラッセルを厳しくするのは 祖谷側の北面だけに 日射による 雪面の変化が起こりにくく クラスト面が出現しにくいし 樹木に付いた 雪も 落ちにくい。

何度か 交代して 樹林帯を 抜けると 雪をかぶった祖谷谷 を隔てて 矢筈山系が一望に見えて 素晴らしい。

だんだん稜線に近づくと 雪面は クラストしてきて 所々の踏み抜きを除けば ラッセルは少なくなった。

天狗峠は標識はじめ すっかり 白一色 。

天狗塚山頂 13:30 「+1.1度 0.4m微風 暖かい 晴れ 防寒具が無くても 長居が出来る。 剣山 次郎笈 三嶺 矢筈山系しっかり見える」

牛の背へ向かう。池は すっかり 雪に覆われている。

雪が多く 二重山稜でも 比較的 自由な ルートを 辿ることが出来る。

牛の背三角点は 石柱が 少し出ていた。

下りは 1640m付近など かなりの積雪量であった。
ここは平均的には 風が強く吹き抜けるところで 例年 積雪は吹き飛ばされることが多いのだが 今冬は風弱く積もったのだろう。

樹林帯にはいると 1500m 1400m付近 かなり 深い雪であった。

下るにつれ 雪は少なくなってきた。

西山林道へ降り立つところで 雪面に 
讃岐富士の自然との触れ合いの讃岐富士様 からの伝言メッセージが 書かれていた。

林道途中で出会った ハンターに聞くと 一時間ぐらい前に 一人の方が 通っていたとのことであった。
 


☆コースメモ

晴れ 無風の絶好の天気に恵まれ 眺望に恵まれた雪稜歩きを満喫できました
西山林道は 昨年までの ふるさと林道阿佐名頃線の工事が終了したためか、昨年まであった除雪がなされていない。
西山集落 最終民家から歩いたが、下の久保から登山道通しで 歩いても 同じくらいで歩けると思う。
積雪期の 牛の背 付近は ガス風雪などの 低視界の時はルートファインディングに かなり 苦労します。