平成17年01月29日 牛の背(1757)天狗塚(1812)西熊山(1815)三嶺(1893)

平成17年1月29日 晴れ 曇り

西山集落 駐車地点 5:24--西山林道 砂防ダム付近 6:00--稜線 6:39--樹林限界 7:48-- 牛の背三角点 8:43--天狗塚山頂 (9:29-9:46)--イザリ峠 10:09 --お亀岩 10:48-- 西熊山 (11:36-11:43)-- 三嶺 (13:20-13:32)-- --1806mピーク 13:56--ふるさと林道阿佐名頃線 15:51 ---西山林道 天狗峠登山口 17:06 ---西山集落 駐車地点 18:12

累計歩行距離 24.446km 累計標高差 2145m

無理せず 西山集落の先で 駐車し、まだ暗い中 出発。

思ったより 今朝は冷え込んでいて 雪がしっかりクラストしている。
予報は 気温の上昇を 言っていたので 朝の内の クラスト面を 最大限 活用することにして 西山林道 天狗峠登山口まで行くより 牛の背経由 で 天狗塚へ向かうこととする。

西山林道 砂防ダムの付近から取り付く 先週のトレースも残っていて 雪面の潜りは少ない

そのうちに明るくなり 樹林帯を抜け まわりの山々が 快晴のもと 朝日を浴びてきた。

雪原では風が強い。

牛の背の雪面は クラストして 歩きやすい。 先週時折 あった雪面の 踏み抜きも 少なくなっている。

天狗塚山頂 9:41 「マイナス1.1度 8.2m 南風が強いが そんなに寒くない。快晴のもと 剣山 次郎笈 三嶺 矢筈山系 全て見える」

縦走コースに入る。

天狗塚を下り 天狗峠登りから 振り返ると  天狗塚南面には 雪の面に亀裂が入っている。春の兆しか。

綱附森分岐標識から お亀岩への下る ところは とても雪が深く 夏道は殆ど埋まっていた。
カンカケ谷への雪庇の張り出しも 大きい。

フィックスロープのある箇所は 雪が一杯で 辛うじて ロープ端部の一部が雪面に少しだけで出ていた。

大岩の直ぐ下を歩くところの夏道は 雪で埋まっていて 雪の斜面をトラバースしていく感じだ。

お亀岩小屋の屋根の雪も 南面でも かなり積もっている。

お亀岩からは 雪面に 所々 薄いトレース痕が残っているが 風が強いためか ほぼ消えかかっている。

西熊山へ登っている途中で 雲が出てきて 上の方はガスがかかってきた。

西熊山 11:40「マイナス1.2度 9.5m 風強い」 

西熊山から 一端 下ると ガスから抜け出て 下へは視界は効くものの 上の方は依然 三嶺山頂などにはガスがかかっている。
西熊山からの稜線通しの 冬道も 所々 亀裂が南面に出来ている。

稜線の直ぐしたの 南面の一部 笹が あらわれているところもある。やはり春が 近づいているのか?

途中 フスベヨリ谷の昨年秋の崩壊地(通称 シカザレ)を覗いてみた。
崩壊したばかりの 土砂が 雪面を土色にしていいる。新しい崩壊面は 見るからに 危なっかしい状態である。

再び ガスの中に入り 三嶺山頂へ。

 三嶺山頂 13:25 「マイナス1.1度 平均9.0m 時折 12.9m ガス 何も見えず」
早々に 立ち去る。

 帰途は 慎重に方角を定めて 三嶺西峰から 1806mピークを目指すが、ガスで 地形が見えない。

最大の注意を払い、足下の 地形の傾きを読み、方角を確かめながら、慎重に下っていくと、1806mピークとの鞍部のシルエットが何となく分かるような感じのところに出た。鞍部であることを確認するように1806mピークへ上がる。

1806mピークから北西尾根を少し下り 樹林帯へはいると 先ほどまでの 強風は 嘘のように収まり、 やがて視界もきいてきて ガスの中から抜け出た。

北西尾根は 野生動物の生息地で ねぐらが多く 鹿 カモシカなど 十頭以上に遭遇、 安眠を妨害してしまった。

ふるさと林道阿佐名頃線に降り立ち 西山集落までの 長い林道歩きをする。

無雪期は取り立てて長いとも思わない 距離だが ふるさと林道区間での最後のラッセル込みの 林道歩きは長かった。

西山林道天狗峠登山口からは 本日つけられたトレースがあった。