平成17年12月10日 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗峠

平成17年12月10日 1806m標高点

三嶺から 西熊山 天狗塚 牛の背までの 縦走を予定していましたが 大雪で 天狗峠までで 敗退となりました。

平成17年12月10日 晴れ 曇り
【コースタイム】

西山林道栗園入口付近 駐車地点出発 6:30-- 西山林道イザリ峠登山口 6:49---ふるさと林道阿佐名頃線から作業道へ 登り口 (7:30-7:45) --1806m標高点 11:14 --縦走路にでる 11:35 -- 三嶺 (11:58-12:39) --西熊山 (14:19-14:25) --お亀岩 14:54 --天狗峠 綱附森分岐 15:50 --天狗峠西山林道分岐 (16:00-16:05) ----西山林道イザリ峠登山口 16:51 --P地点着 17:14

【距離】

累計歩行距離 17.186km 累計標高差 1595m ( etrex-legend J で計測)

平成17年12月10日
三嶺山頂 マイナス6.1度 9m

12月初旬にしては 大雪でした。


三嶺を振り返る。


お亀岩避難小屋

【詳細】

12月に入ってすぐの寒波が まだ引き続いており、祖谷の谷も しっかり雪がつもっている。
路肩に寄せられ堆雪された雪は 大きく うずたかくなっているところもあり、
 大雪の具合がわかる。

西山林道栗園入口付近で駐車し出発。

イザリ峠登山口には、車がない。

ふるさと林道阿佐名頃線の北西尾根取り付き点から、
トレースのない雪の作業道をラッセルしていくが 先が思いやられる。
北西尾根は この時期にしてはかなりの積雪量だ。

一気に降った雪で 途中に締まった層がないため 潜りは大きい。
しかも 潜ると 一気に下までいってしまい 始末が悪い。
多いといっても 笹の上などでは 体重を支えるまでいかないので 一歩ずつ潜る。

時間が経過するも 進み具合が 遅い。

1806m標高点は 雪のはね出しで 地形が変わっていた。

稜線も 途中 笹が 一歩一歩潜ったり
塹壕状態のところもあり 時間が経過する。

三嶺山頂 「-6.1度 9m 北西の風が強い。曇り。
剣山 次郎笈 塔ノ丸が見える。時折 西熊山方面から ガスが流れてくる」

三嶺ヒュッテ方面からのトレースなし。

フスベヨリ谷 カヤハゲもトレースなし。三嶺南面も 雪で真っ白だ。

縦走路は やはり時間がかかる。雪の踏み抜き、塹壕状態などで苦労する。

西熊山 登りは ラッセルの多い捲き道の夏道をやめて、
 雪の締まった稜線通し直登 の冬道を利用する。
この時期 冬道が利用できるのは 珍しいことだ。

西熊山山頂 「-5.2度 8m 北風 曇り ガス 」

お亀岩で 避難小屋から上ってきた 宿泊者と出会う。
今日初めて出会う 登山者だ。

ここから 天狗峠までの間は 樹林帯 稜線などの雪の多いところで ラッセルに苦労する。

56分で綱附森分岐へ。天候は ガス。

この先で トレースに出会う。
天狗峠一体は 多くのトレース痕があった。いくつかのパーティーが入っていたようだ。

天狗峠 「-5.1度 7m ガス」

大勢歩いたトレースを辿って 天狗塚を往復しても この天気ではおもしろくないし、
牛の背までの縦走するには 積雪状況を考えると ちょっと時間的に厳しい。
あれこれ考え 今回は不本意ながら 天狗塚 牛の背までの縦走は断念し、
 素直に ここから 下山することにする。

二十分ぐらい下ったところで(標高1510m付近) 上ってくる 二人組とすれ違う。
さらにその 十分後 二人組を追い越す。

林道には車が一台あった。

なんとか 日のあるうちに 駐車地点へ戻る。

★コースメモ

  • 平成17年12月10日
    12月初旬にしては 大雪でした。
  • 寒さ 慣れしていないので 風に吹かれると とても寒く感じました。
  • 今シーズン初めての 本格ラッセルで 予想以上に時間がかかりました。
  • 無雪期 獣道コースです。難路が含まれています。未知のルートに挑む 読図力 技術 経験 精神力 体力が必要です。 
  • 自然豊かな 獣道を 利用するところがある ルートです。くれぐれも 野生動物と ルートファインディングには ご注意下さい。
  • 途中で引き返すにも 大変な労力を 要する場合が考えられます。
  • それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。