平成20年1月26日 剣山 (1955)次郎笈 (1930) 丸石(1683)

平成20年1月26日 曇 晴
剣山 (1955)次郎笈 (1930) 丸石(1683)

見ノ越 駐車地点 6:30 --剣神社 6:33 --西島リフト駅 7:30 --- 剣山 (8:25-8:39)--次郎笈 (9:35-9:57)---スーパー林道下降点 10:51--丸石 (11:17-11:39)---丸石避難小屋 (12:10-12:28)--奥祖谷かずら橋下降点 12:33--国体橋 13:08---奥祖谷かずら橋 (13:44-13:57)-----見ノ越 駐車地点 16:28


【山頂】

剣山山頂 「マイナス8.5度 北7-8m 曇り  北側からガスが流れるが 南は 少し見える。塔の丸はガス、三嶺 天狗塚 次郎笈は雲の上に山頂付近だけ少し見える。」

次郎笈「マイナス8.1度 西3-4m 曇り  三嶺 西熊山 天狗塚  などは雲の上に山頂付近だけ少し見える。剣山もガスが流れるものの 山頂部は見える。」

丸石 「マイナス7.3度 2m 北風 曇り 次郎笈 高ノ瀬 天狗塚 白髪 塔の丸 見える。」


【同行者】 
Sさん
今回は パワフルなラッセルで定評のあるSさんに殆ど助けていただきました。
Sさんに感謝です。

【積雪状況】

深い雪に足を取られ 次郎笈 丸石 間、丸石 丸石避難小屋間は 時間がかった。丸石避難小屋で昼食休憩し、雪の多い 高ノ瀬 石立分岐付近での今後の所用時間を冷静に予想した。うまくいけば 三嶺までの縦走はできるかもという 当初のもくろみは どうも少し甘かったようだ。先週少雪で 三嶺 剣山間を 軽く流した時のような少雪縦走とは違い 今回の この潜り方の 積雪では ラッセルにかかる時間はかなりのものとなりそうである。最後に 見ノ越へ戻るというコース全体で 総体的に時間配分を勘案すると、三嶺までは とても無理のようだ。結論として やはり無理せず、縦走は断念して、 奥祖谷かずら橋へ下山する、エスケープをとる判断をした。雪山は やはり積雪次第だった。

【除雪】

奥祖谷かずら橋 の国道439号に出ると除雪もないし 車の轍もない。人の歩いた トレースもないし、あるのは所々の動物の足跡だけだった。

この後の 見ノ越まで、延々と続く 雪の国道439号歩きは いわば この日 ハイライトとなる核心部分であった。一度 下山しての 登り返しは 精神的にきついのだ。
トレース 轍 除雪のない 単調な雪の国道をひたすら歩き続けた。

見ノ越から名頃間の国道439号は 今冬より除雪対象から外され、1月11日より 終日通行止めになった。それでも先週までは まだ雪が少ないので 車の轍があり 苦にならず歩けた。先週 見ノ越から名頃まで除雪はなくとも 積雪は少なく しかも車の轍があり 1時間47分で見ノ越から名頃まで比較的楽に歩けたのであった。

ところが この一週間ですっかり様変わりした。

今回 除雪や轍のないのない状態での 2時間31分の歩きは とても厳しいものであった。

やはり除雪がないと こんなに苦労する物なのか つくづく 本当に身にしみてわかった。
名頃 見ノ越間は除雪されていたからこそ 昨年までの 剣山 三嶺の積雪期のワンデー縦走は 気軽にできた。この区間の除雪が無く ラッセル込みで登り返しがあるとなると 、はじめから 力の配分を 変えて 最後の国道歩きに備えて時間配分し精神力、体力の余力を残しておくように、縦走路ではセーブした行動をしておかなければならない。

見ノ越から名頃まで除雪が無くなったことで、昨年までの剣山 三嶺間の 積雪期ワンデー記録は今冬より条件が厳しくなった。つまり 今冬より剣山 三嶺間ワンデーでの積雪期縦走の難しさは昨年のレベルよりワンランク厳しくなったといえる。

昨年まで当然のことと思って、影に隠れて気づかなかっただけなのだが、いかに 有形無形に 道路の除雪というものに、助けられて山に登っていたのかということがよくわかった。

この付近の山域の除雪状況 


平成20年1月26日断面図


剣山山頂


次郎笈山頂近づく


次郎笈 丸石間 雪深い


次郎笈を振り返る。次第に晴れてきた。


丸石山頂から 次郎笈


丸石 丸石避難小屋 間


丸石避難小屋


国体橋


奥祖谷かずら橋。三嶺が近い。


国道439号を歩く 。動物の足跡がある。


乙女谷を過ぎ三嶺を振り返る。遠くになった。 見ノ越まで まだ まだ。


日が傾きだして やっと 大塚製薬つるぎ山荘まできた。あと一息。


平成20年1月26日