平成23年1月8日 三嶺(1893) 西熊山(1815)



平成23年1月8日 快晴

三嶺(1893) 西熊山(1815)

【記録】

西山林道 駐車地点出発 5:20--西山林道イザリ峠登山口 5:34-- ふるさと林道阿佐名頃線から取付点 6:44 --1806m標高点 9:52--縦走路にでる 10:19-- 三嶺 (10:37-11:20) ---西熊山 (13:26-13:48) ---西山林道 15:17 ----西山林道イザリ峠登山口 15:29-- 西山林道 駐車地点P地点着 15:42

【山頂】

三嶺 「マイナス5.2度 北西4m 快晴 剣山 次郎笈 天狗塚 笹ヶ峰山系 石鎚山系まで見える」

西熊山 「マイナス1.5度 西2-3m 快晴 次郎笈 三嶺 天狗塚見える。笹ヶ峰山系 石鎚山系まで見える」

年末年始のトレースはすっかり消えていて、
林道からとりついて 林道に降りるまで トレースのない 雪山を楽しむことができた。


http://youtu.be/1OsTLeY9F8Q

動画 youtube
http://www.youtube.com/watch?v=1OsTLeY9F8Q



にしいや道の駅


マイナス3度 にしいや道の駅


作業小屋 その一


作業小屋 その二


樹林帯を登る


樹林帯を登る 雪が多くなる


白骨樹


1806m標高点 北側


1806m標高点 遠く笹ヶ峰山系 石鎚山系が見える


バックは寒峰 前烏帽子山 烏帽子山


縦走路間近、遠く赤星 東赤石 笹ヶ峰山系 石鎚山系が見える


防鹿ネットが一部 雪に埋没している


テキサスゲート 雪が詰まってきた


ようやく 三嶺山頂 一歩手前


三嶺山頂 バックは矢筈山(1848)


三嶺山頂から三嶺ヒュッテ 剣山 次郎笈を見る


三嶺山頂から西熊山 天狗塚方面


三嶺山頂から 野生動物の生息地を見る

柵の中には入っていない。


縦横につけられた あしあと

上から見える範囲で 全部で 30頭 ぐらい。


マイナス5.2度


三嶺山頂をふりかえり 見る


三嶺山頂をふりかえり 見る その2


三嶺をふりかえり 見る その3


三嶺をふりかえり 見る その4


西熊山山頂付近から 三嶺をふりかえり 見る


西熊山山頂


西熊山山頂付近から 天狗塚方面を見る 


雪の潜り方などで 勘案すると 天狗塚までは あと2時間以上かかりそうで、
時間的に ひのあるうちに 駐車地点まで帰着するには ちょっと厳しそう。

無理することなく 今回は 安全策をとって 西熊山で下山することにする。


下山


林道 手前の 作業小屋



平成23年1月8日 午前9時 地上天気図


平成23年1月8日 午前9時 高層天気図

 

平成23年1月8日

 

冬山は、積雪の状態で千変万化。

雪山では 雪が多いから時間がかかるのは当然だが、かりに雪が少なくても 雪質 潜り方 支持される層などの有無、天候など さまざまな要素が絡んで 時間が飛び去るように たちまち過ぎていく。

まあ トレースがあれば 楽だが 雪山の楽しみの大部分は トレースのない状態の山を登ることによって えられる場合が多い。

楽しみの多い トレースのない雪山のコースは、無雪期のコースタイムと違って 積雪で所用時間が 読みにくく 不確定要素も 多くなり この先の行動時間の予定が難しい。

しかも 日の短い 冬場。

日没までの限られた時間までに どう安全に配慮して 行動時間を配分するか。

2011年1月8日

 三嶺山頂へ 到達した時間も 少し遅かったし、 三嶺山頂から西熊山まで 夏タイムのちょうど倍。2時間かかった。

 西熊山 山頂で この先の 時間配分の判断を迫られた。

多少のリスクあっても、やはり天狗塚へ向かうべきか、それとも 確実に ひのあるうちに 林道へ降りてしまうか。

ここでの判断は 戦国武将、武田信玄 の言をおもいおこす。

「勝負の事、十分を六分七分の勝は十分の勝なり。子細は八分の勝はあやふし。九分十分の勝は、味方大負の下地なり」

「六分で勝つ」 というのは 戦い抜いた 百戦錬磨の 戦国武将の極意。

古来の戦国武将は長年の経験則として 六分の勝が一番、10の勝ちは 反感や 有頂天 うぬぼれ 舞い上がりにつながるというのは、まさに山でも そのとおり。

山におきかえて ちょっと 安全策というか 「年」をとったような 無難な ところを 選択するのが 結果的に ちょうどいい。

当初予定の 天狗塚 牛の背まで 完全縦走できなくて すこし 不満をのこすこと。 そうした 一寸 不満が次の山行のモチベーションのために 一番 ためになるのは確か。

雪山に限らず 春夏秋冬 いつも山では「六で勝つ」精神が大切。

十分の勝ちなどは 侮りにつながり痛いしっぺ返しを受けるだけ。

「九分十分の勝は、味方大負の下地なり」。

何事も あせらず 慌てず あなどらず 着実に歩むことが大事。

 ちょっと 不満で また山へ いつも再チャレンジにつながるのです。