スマホを登山用GPSとして活用

スマホを登山用GPSとして活用


昨今 スマホの普及が著しい。

一気に広回った 電子機器スマホ、じつは高性能GPSが内蔵されている。
これを 登山用に 積極的に 活用できないか?

「スマホ」 機器やアプリ ソフトの 進化も著しく、ここにきて 登山用に アレンジされて 熟成度がアップして一応満足できる 段階になってきたものが出てきている。

もとより GPSの入った携帯型電子機器で 古くからあるのは ガーミン社製のGPS。こちらは 高い完成度と 一定の評価がなされ、携帯GPS機器の老舗本家といったところだ。

本家のGPSは使い勝手もいいが スマホでも内蔵GPSで簡単に登山用に活用できないか?

スマホの登山用の活用で いろいろな使用条件をクリアーしなくてはいけないが まず一番の障害になるのは
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■スマホ 山中での 手荒な扱いに耐えるか

山中で デリケートな電子機器を頑丈なケースに入れ まるで 腫れ物にさわるように使うのでは 使い勝手がきわめて悪い。

湿気 風水 雪 など悪条件の山中で 気兼ねなく使えるか?

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■実は 理想的製品が このたび 新発売された。



新発売のタフパッドは 理想的な頑丈さ 大容量電池 高精度GPSの 高性能を誇るが チョット高価で しかも重い。

タフパッド FZ-X1 アンドロイド(455グラム リチウムイオン 容量:6200 mAh )

http://panasonic.biz/pc/prod/pad/x1/spec.html

文句なく理想的な製品FZ-X1を 重量 財布を気にせず 使うのもいい。

だが 薄い財布が ぶ厚くなるのを 待つには辛抱がいり 時間もかかりそう。
この場合、もっと手っ取り早く なにかないか?

理想は理想であるが まず簡易的にスマホを 山中で 試しに使ってみたい。

 ここでは 財布をケチッテ もっと 手軽な価格で 手に入りやすくて 性能 使い勝手が向上している電子端末でなにか良いのはないか 一応探してみる。

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【注意】

●2014年7月下旬から出荷を開始 FZ-X1は、KDDI(au)のLTE/3G回線(CDMA2000/1xEV-DO)に対応
●FZ-X1のNTTドコモ対応モデルについては、2014年秋の発売を予定。

http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/07/jn140714-1/jn140714-1.html

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■山中では 基本 圏外が多いので携帯圏外エリアで ネット接続なしで 必要最小限の機能だけ動かせば 電池容量は十分足りる。

登山用で使えるGPS機能を持って 満足度のあるGPS基本性能をもって、手荒な条件に耐え気兼ねなく使える 低廉な価格で 手に入る防水仕様。

登山用の条件を満たす スマホの端末。なにか良いのはないかと物色。

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■アンドロイド系の防水スマホ

アップル社製のIOS端末は熟度も高く 大変魅力的なので、アプリ ソフト「フィールドアクセス」も使ってみたが、やはり本体自身で防水仕様でないのが気がかり。

一方 アンドロイド系の防水スマホは 中古で数多く出回っている。デジカメ性能も上がっていて 低廉なデジカメ買うくらいの気持ちで 気安く手に入る。

新品は 携帯電話会社との契約が必要だが SIM無し中古なら きわめて新しいものでも 格安に中古・新中古品が出回っている。

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■スマホ で問題なのは電池消耗

一日も電池が 持たないスマホなど山中で使えるはずもない。

電池の消耗が激しいのは 小さいボディーに 「てんこ盛り」の機能やアプリ ソフトをいれたわりに 小さいボディで電池容量が少ないという携帯会社メーカーの姿勢こそが問題の発端。

だから いらない機能を そぎ落とし、電池容量の大きいものを使えば 一挙に問題は解決する。

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■SIM無し アンドロイド スマホ。

電池消耗を少なくして 圏外で使う 端末。

それなりに新しくて 新中古が出回って手に入りやすい のはアンドロイド(4.2.2)。

携帯会社で契約するより スマホ単体 SIM無し のほうが 気兼ねなく使えて 安くて 電池もちが いい。

比較的 新製品で 電池大容量。内蔵高性能GPS。などを 考慮し検討の結果 以下の機種を使うことにした。

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■ドコモ 2013-2014冬春モデル SH-01F 白ロム(SIMなし)

AQUOS PHONE ZETA SH-01F docomo 白ロム アンドロイド(4.2.2)

(SIMなし)機器単体だけをネットで購入。携帯会社とは契約無し。(月額料金高く 使わない機能が多く 電池消耗増えるだけで 使い勝手が悪くなるだけ)

GPS性能まずまずのレベル、いらぬ機能を止めれば 3000mAhで電池持続もよい。

一番の弱点は「てんこ盛り」のアプリ ソフトがどっさり のっていて バックグランドで動作したりして 電池を消耗すること。だから登山用には 必要最小限以外のアプリ ソフトや機能 は バッサリ 削除か使用停止する必要があること。

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■アンドロイド スマホ(SIMなし) ネット接続はWIFIのみ。

AQUOS PHONE ZETA SH-01F docomo 白ロムは
防水型 スマホ アンドロイド(4.2.2)
内蔵GPS性能まずまず。

バックグラウンドで動く 不要な機能 アプリ ソフトなどは すべて止めたり 削除すれば 一層 動きがキビキビしてくる。

電池の持ちをよくするため 普段WIFIで使用し SIMは いれない。(従って 音声電話はできないので もし音声電話するには 別の携帯電話をつかう)

ネット接続はWIFIのみ 必要なときだけ接続。

外出時 ネット接続の必要なときは別に モバイルWIFIルーターを用意しておく。

山岳地帯でのネット接続するときは電池消耗を考え 電波の通じるところだけで 必要最小限に留める。

私の通う 山岳地帯では 端末は基本 圏外と考えていい場所だ。

万が一つながっても 不安定だ。

だから 山中では 基本は端末だけでつかい。ネット接続使用は無し。

つかうのは 以下のアプリ ソフト

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■山中 圏外エリアでドコモ AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで 使用するのは以下のアプリ ソフト

アンドロイド(4.2.2)

1 地図ロイド 膨大な地図データはSDカードへ


2 山旅ロガ- ゴールド


3 山メモ(ヤマレコと連動) (気が向いたところでネット接続送信)


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■このところ 何回か 実際に山中で使ってみて(雨中もあり)

1 悪条件でも結構まともに衛星捕捉する GPS
2 地図 GPS駆動だけなら 電池は かなり長持ち
3 でも いらぬアプリ ソフト 通信機能 動かすと たちまち電池消耗
4 「てんこ盛り」のアプリ ソフト 消しても 消しても 機能の一部が残るのが弱点。

まだ 使い始めだが 現在のところ 一応満足できるレベルだ。

いま 基本性能を阻害しない範囲での「てんこ盛り」のアプリ ソフトの徹底削除方法を更に研究中。

2014年8月27日 記

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